【シンガポール=森浩、ニューヨーク=上塚真由】インドは25日、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、全国的なロックダウン(都市封鎖)に入った。政府が全土を封鎖し、原則として国民の外出を禁止。封鎖は21日間実施され、約13億人の生活が制限されることになる。

 先週来、何らかの形で都市封鎖を実施する国が世界中で増えており、25日までに、約77億人の世界総人口のうち、少なくとも20%が封鎖状態に置かれたと推計される。25日には、ニュージーランドも全土での4週間のロックダウンに入り、南アフリカも26日から21日間、封鎖措置を取る。

 アルゼンチンやコロンビアなど中南米諸国も同様で、24日から19日間のロックダウンに入ったコロンビアでは、70歳以上の高齢者には5月までの外出禁止が課された。

 一方、米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、新型コロナの感染者は25日、世界全体で42万人を超えた。世界保健機関(WHO)の報道官は24日の記者会見で「米国が世界的大流行の新たな震源地となる恐れが出てきた」と述べた。米国の感染者数は25日時点で5万5000人超で、特に最大都市ニューヨークでの増加が目立っている。

 ニューヨーク州のクオモ知事は24日、州内の感染者は3日ごとに倍増しているとし、「予想以上の勢い」と懸念を表明した。同州の感染者は24日時点で2万5665人と前日から4790人も増えた。