当初予定の3月7日から約3カ月半遅れで開幕して無観客で行われ、元日本代表監督の岡田武史氏(63)がオーナーを務める今治がJリーグデビューを果たし、敵地で岐阜に0−0で引き分けた。

 待ちに待ったJリーグデビュー。今治は昨季までJ2だった岐阜と互角の試合を展開して引き分けた。スタンドで見守ったオーナーの岡田氏は手応えを口にした。

 「よく戦っていた。最後は精いっぱいなところもあったけれど、方向は間違っていないのでこのままやっていければ」

 2010年まで率いた日本代表で常連だったDF駒野、MF橋本がチームを支える。後半27分には駒野のCKからヘディングシュート。惜しくもGKに阻まれ、38歳のベテランは「勝ち点3は取れた試合だった」と悔しそうな表情を見せた。

 今治の挑戦は15年、地域リーグの四国リーグから始まり、日本フットボールリーグ(JFL)、J3とカテゴリーを上げてきた。初の勝ち点1に岡田氏は「それはあまり気にしていない。まだJ3だし」。25年にJ1での優勝争いと、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)制覇の野望を掲げ、Jリーグの大海原に船出した。(邨田直人)