DeNAから米大リーグ、レイズに移籍した筒香嘉智外野手(28)は13日、羽田空港発の全日空機で渡米した。経由地シカゴの豪雪により、出発が約4時間半遅れるアクシデントがあったが無事に出発。日本が誇る通算205本塁打の大砲は外野、三塁用のグラブに加え、ファーストミットも持参し、万全の態勢で新天地へ旅立った。レイズの野手組は18日(日本時間19日)にキャンプインする。

 真っ白なシャツで出発ロビーに現れた筒香は、晴れ晴れとした表情で新たな戦いへの思いを募らせた。

 「すごく順調にきている。アメリカにいっても焦らず、慌てずにやっていきたい。日本にいるときと変わらず、チームの勝利のために全力でやっていきたいと思います」

 挑戦を前に芯はぶれない。2015年、DeNAの春季キャンプで臨時コーチを務めた元ヤンキースの松井秀喜氏に授けられた“不動心”の心構えを胸に、海を渡った。

 思わぬトラブルにも“不動心”で対応した。当初、午前10時25分発の航空機で羽田空港から飛び立つ予定だったが、経由地シカゴの豪雪の影響で大幅に遅延。足止めを食う事態に見舞われた。

 筒香は関係者の車で一旦帰宅し、4時間後に上下黒のジャージー姿で再登場。慌ただしい船出にも「(15年オフに武者修行した)ドミニカでもしょっちゅうあったので」とサラリ。午後3時に無事、日本を発った。

 新たな“相棒”とともに渡航した。日本では主に左翼が定位置だったが、新天地での起用法は未定。三塁手用のグラブ、一塁手用のミットを荷物にしのばせ「求められているものを、しっかり発揮できるようにしたい」と意欲を見せた。

 「圧倒的に不安のほうが大きい」と率直な思いを明かしながらも、筒香は「世界で一番レベルの高いところで野球ができる楽しみはあります」と胸を高鳴らせた。海の向こうでも、空高く特大のアーチをかっ飛ばす。

★先輩侍に学ぶ

 今季は日本の6投手がレイズの所属するア・リーグに集結しており、筒香と日本投手の対戦機会も多くなりそうだ。3月30日(日本時間31日)からの開幕2カード目に田中将大を擁するヤンキースと対戦し、4月17日(同18日)からはDeNA時代の同僚、山口俊が加わったブルージェイズと顔を合わせる。筒香は「素晴らしいパフォーマンスを発揮している先輩方。対戦する中で気付いて学ばせてもらえたら」と対戦を心待ちにした。