元ヤクルトの村中恭兵投手(32)が14日、沖縄初のプロ野球球団として発足した「琉球ブルーオーシャンズ」に入団することが決まった。

 沖縄県庁で行われた入団会見に登場した村中は、「NPBに復帰するという目標はあるが、若い選手と交流しながらみんなでレベルアップしていきたい。NPBにいく選手が一人でも出れば評価も上がるし、(琉球にも)もっと来たいと思ってもらえる」と日に焼けた顔を引き締めた。

 村中は昨秋、ヤクルトを戦力外となりトライアウトを受験。12月からはオーストラリアン・ベースボール・リーグ(ABL)のオークランド(ニュージーランド)と契約を結び、先発、中継ぎとフル回転し同リーグの優勝に貢献した。プレーオフで敗れたが、2月上旬まで試合をしており「(悩まされていた)腰の痛みも全く出ず、先発で5−6回投げるスタミナも戻ってきた」と手応えを明かす。

 「昔の自分を考えてしまって、自信を失いかけていた」という直球の威力も取り戻した。きっかけは、2006年にソフトバンクに所属し、オークランドで投手コーチを務めていたダニエル・J・カラスコ氏の存在だった。「君の真っすぐは悪くない。自信を持ちなさい」と背中を押され、技術的なアドバイスも受けて球速が5キロほどアップ。自信もよみがえったという。

 村中は今月19日に琉球に合流予定。初代監督を務める清水直行氏(前ロッテ2軍投手コーチ)は「彼がNPBやABLでの経験を話してくれることは、若い選手に必ずプラスになる。NPBに入るんだという熱がチームの中で起こることで選手の目標もできる」と相乗効果にも期待を寄せた。