被告逃亡の控訴審45年ぶり再開

 被告の女が逃亡し、1972年2月から審理が停止していた覚醒剤密売事件の控訴審判決公判が9日、広島高裁岡山支部であった。長井秀典裁判長は懲役4年、罰金150万円とした一審岡山地裁判決を支持、被告側の控訴を棄却した。 控訴審は今年7月26日、約45年ぶりに再開。全国の高裁(支部を含む)で審理期間が最も長いとみられる公判は終結した。覚せい剤取締法違反罪などに問われた韓国籍の朴福蓮被告(79)は前回公判に続き出廷しなかった。 被告側は量刑不当を訴えていたが、長井裁判長は「覚醒剤の害悪を社会に拡散させた程度は非常に重く、量刑が重すぎるとはいえない」とした。 一、二審判決では65〜68年、兵庫県姫路市で2人に覚醒剤7・35キロを計1189万円で譲り渡すなどした。控訴審は72年2月までに計3回開かれたが、保釈中に韓国へ出国し、行方が分からなくなった。 被告の弁護人は「今後も連絡が取れなければ、被告のためになるかどうかを考え、上告などの対応を検討したい」と話した。 被告の所在不明が続けば、判決が確定しても刑法に基づき、懲役刑は10年、罰金刑は3年で「刑の時効」となる。

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