ツキノワグマ17年ぶり狩猟解禁

ツキノワグマ17年ぶり狩猟解禁

 鳥獣の狩猟が15日、全国で解禁され、岡山県内の猟場にもハンターが訪れた。県内ではツキノワグマも17年ぶりに対象になった。出没件数が2016年度に237件と過去最多となり、人的被害防止の観点から、県が再開に踏み切った。 美作市では15日朝、岡山県猟友会大原分会のメンバーら13人がシカ・イノシシ猟に出発。猟犬を放ち、散弾銃やライフル銃を持って同市大原地区の山に入った。津山市加茂地区では猟友会メンバーらが解禁に合わせ、猟場を見回りした。 岡山県北部の猟友会などには、クマ猟に出る人の情報は入っておらず、大原分会の芳賀宜毅会長(75)は「クマ猟が解禁になったが、専門で撃つ人はいないだろう」と話した。 美作市川上の県道沿いの林では同日午前8時ごろ、ツキノワグマ1頭がシカやイノシシ用のくくりわなに掛かっているのが見つかった。有害な個体の捕獲には該当しないため、県美作県民局勝英地域事務所の職員らが麻酔銃で眠らせた。今後、放獣する方針。 県内に生息するツキノワグマは1991年、環境省のレッドデータブックで絶滅の恐れがある個体群に指定。県は2000年度に狩猟を全面禁止した。しかし、ここ数年は生息数が増え、16年末の推定値は205頭と、調査を始めた12年末(109頭)の約2倍に急増している。 17年度の出没件数は10月末までで105件と、前年度同期の190件を大きく下回っている。県自然環境課は「今年は主食のドングリ類が豊作だったため、集落などへの出没が減ったようだ。ただ、生息数自体は増えており、十分な注意が必要」としている。 鳥獣狩猟の法定期間は来年2月15日までで、農作物に被害を与えるイノシシとニホンジカは3月15日まで。ツキノワグマについて岡山県の猟期は来月14日までと、乱獲防止のため法定期間より大幅に短くし、捕獲頭数も国のガイドラインに沿って年30頭を上限にした。 県警は15日、猟銃の適切な使用の呼び掛けと違反行為の取り締まりを始め、初日は県内22署の警察官約200人が各地の猟場に出動した。県警生活安全企画課によると、県内では10月末現在、約2200人が計約4千丁の猟銃を所持。昨季は猟銃を適切に保管していなかったとして1人を摘発している。

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