倉敷市特産の畳縁(べり)を使い、慶応大生が開発したバッグをPRする展示会が、東京都港区の岡山県アンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」で開かれている。伝統産品の魅力を伝えようと、畳縁のトップメーカー・高田織物(倉敷市)の協力で製作した。16日まで。

 持ち手と側面に畳縁をあしらったトートバッグで、鶴や菊、平仮名など柄の違いで8種類を製作。畳縁が目立つよう、ナイロン素材の本体はベージュと黒のシンプルなデザインに仕上げた。

 開発したのは総合政策学部のマーケティングやデザインを学ぶゼミ生6人。伝統産品を現代に生かす方策を探る中で畳縁に注目した。昨春から若者向け商品開発に取り組み、高田織物から素材提供を受けて完成させた。4年鷹野結さん(23)は「学生が使いやすく、丈夫な畳縁を生かせる商品としてトートバッグに着目した」と説明する。

 商品名は「遺産」の意味を持つ英語と「縁」を組み合わせた「HERItage(ヘリテージ)」。販売していないものの、13日の展示開始以降、購入希望が寄せられ、一般販売を視野にクラウドファンディングでの資金調達を検討する。

 4年矢島実保さん(21)は「畳縁はデザイン豊富でさまざまな製品に生かせる。商品だけでなく、作り手の思いも伝えたい」と話す。