江戸時代に福山藩から伝わったとされる高梁市川上町高山市の「とんど祭り」が13日、開かれた。高さ約5メートルのみこし状に組んだとんどの山車を、地元住民や吉備国際大(伊賀町)の学生ら総勢約20人で元気いっぱいに引いて地区内を歩いた。

 色とりどりの短冊を飾り付けた竹の棒や今年のえと・子(ね)を描いた絵を、わらやスギの葉などで作った土台に装飾。祭りを盛り上げるため、毎年参加している学生4人や隣接する井原市芳井町地区の住民とともに、高山市コミュニティハウス(川上町高山市)を発着点に巡った。

 「信州信濃の新そばよりも 私はあなたのそばが良い」といったユニークな音頭に合わせ、参加者は「ヨーホイ、ヨーホイ、ヨーイヤナー」と声を張り上げた。帰着後は正月飾りとともにとんどに点火し、炎であぶった餅を味わって1年間の健康を祈った。

 鹿児島県・徳之島出身の同大1年和田星南(せな)さん(19)は「とんどは初めての体験。地域の伝統を住民一丸で守っている姿が印象的だった」と話した。

 祭りは戦後に途絶えたが、旧高山小児童が1996年に復活。2004年からの休止を経て08年から、参加者を募りながら開いている。