真庭市蒜山地方の伝統工芸品・郷原漆器(岡山県重要無形民俗文化財)の作品展が15日、倉敷市阿知の天満屋倉敷店4階美術画廊で始まった。真庭市産ヤマグリの風合いを生かした器が、来場者の目を楽しませている。20日まで。

 郷原漆器生産振興会が開き、県内の若手経営者らを顕彰する「オカヤマアワード」で大賞(2018年)に輝いた木地師の高月国光副会長ら5人の職人が手掛けた作品を展示している。

 透明度の高い透き漆で仕上げることで木目を生かしたわんやぐい飲みなど約200点。木をなたで割った際の形をそのまま器にした長さ80センチのへぎ板や、直径50センチの大皿は存在感があり目を引く。他にも、幾重にも重なる年輪が美しい丸皿や、中央に金箔(きんぱく)をあしらった板皿などがあり、訪れた人々が手に取って眺めていた。

 高月副会長は「素材の良さを生かした簡素な漆器で、日常に溶け込む。普段使いにぜひ試してほしい」と話している。午前10時〜午後6時(20日は同4時まで)。