倉敷市・水島コンビナートの工場で14、15日、煙突から長時間にわたり巨大な火柱が上がり、119番が相次いだ。余ったガスを燃やす「フレアスタック」を大規模に行ったのが原因とみられる。人や建物への被害は確認されていない。

 工場を運営する三菱ケミカル旭化成エチレンは15日、冷却設備の不具合でプラントの操業を14日午前に停止したと発表した。設備を緊急停止したため余剰ガスが多く発生したとし「できるだけ早く処置を終えられるよう対応する」としている。

 市消防局によると、14日午前6時35分ごろから翌朝までに50件近くの通報があった。市環境政策課には、市民らから「火事ではないか」「炎の『ゴー』という音がうるさい」などと、15件程度の問い合わせがあった。健康被害につながる物質の大気中濃度を調べたところ、基準値を下回っていたという。

 14日夜には空が赤く染まった様子が遠方からも確認され、インターネットの会員制交流サイト(SNS)には、その光景を撮影したとみられる写真や動画、火事を心配する声の投稿が相次いだ。