岡山市は16日、大規模地震を想定した下水道の復旧訓練を行った。本年度導入したテレビ会議システムを活用し、出先機関を含む担当職員約70人が連絡を取り合いながら初動対応を確認した。

 訓練は南海トラフ地震で震度6弱〜6強の揺れが発生し、ポンプ場などの施設が被災した可能性がある―との想定。市役所分庁舎に設置した下水道災害対策室と復旧に当たる施設班、旭西排水センター(北区七日市西町)、岡東浄化センター(東区升田)がテレビ会議を通じて連絡を取り合った。

 施設班では、職員約10人が両センターから「公用車で3人がポンプ場に向かった」などと報告を受け、情報集約する災害対策室に連絡していた。

 斎野秀幸下水道河川局長は「従来の電話だと1対1のやりとりになるが、テレビ会議では複数職員が一斉に情報共有できる。万一の際には迅速かつ正確に状況をつかみ、被害を最小限に食い止めたい」と話した。

 訓練は下水道事業のBCP(業務継続計画)に基づき毎年行っており5回目。