肺炎を引き起こす新型コロナウイルスの感染拡大を受け、岡山県内のドラッグストアなどで品薄や在庫切れが続くマスク。そんな中、通常の物より高値の防じんマスクも陳列棚から見掛けなくなっている。高性能と密閉性から手を伸ばす人が増えたようだ。

 防じんマスクはPM2・5といった微小粒子状物質を吸い込むのを防ぎ、立体構造で密閉性が高いのが特徴という。県内のホームセンターによると、売れ筋は工事現場などで着用する使い捨てタイプで、価格は1箱当たり500円程度の一般的なマスクに比べて数倍は高い。

 ジュンテンドー原尾島店(岡山市中区原尾島)の防じんマスクの陳列棚は7日、空っぽだった。同店では1月中旬以降にマスクを数十箱単位で購入する人が増え、品切れになると購入客は防じんマスクに移った。「2月上旬から、棚はがらんとしたまま」と明かす。

 コーナン岡山駅北店(同市北区南方)は、1月下旬に在庫切れになった。ホームセンタータイム高屋店(同市中区兼基)でも、少量入荷してもすぐに売り切れるといい、大倉卓也副店長は「新型肺炎の心配に加え、受験やインフルエンザ、花粉などのシーズンが重なり、どうしてもマスクが必要な人が多いのでは」と話している。