裸祭り・西大寺会陽(15日)の舞台となる西大寺観音院(岡山市東区西大寺中)が、福を祈願したコメを升に詰めた「御福枡(ます)米」を販売している。福男がコメ入りの升に宝木(しんぎ)を突き立てて五穀豊穣(ごこくほうじょう)を願う儀式になぞらえて作った。300個限定で3月1日まで扱う。

 升は高さ6センチ、縦横8・5センチのヒノキ製で、側面に「牛玉(ごおう)西大寺寶印(ほういん)」と焼き印を入れている。コメは西大寺地区で昨秋収穫されたヒノヒカリ1合(約150グラム)。1月上旬に観音院で「身体健全」「除災招福」「所願成就」を祈願し、会陽のロゴマーク入りの真空パックに詰めた。「一陽来福」のお守りも付いている。

 会陽の福受け式は、宝木を取った福男がコメが入った升に宝木を突き立て、コメをあふれさせることで地域の五穀豊穣を願う。御福枡米はこの儀式をヒントに考案した。

 西大寺観音院と岡山商工会議所西大寺支所では、昨年の会陽でも福を祈願したコメを「御福米」として販売した。升入りにして売るのは今回が初めて。

 坪井綾広住職(43)は「福受け式にもっと興味を持ってもらおうと装いを新たにした。コメを食べ終えてからも升は家の中に飾ったり、食器として使ったりしてもらえれば」と話している。

 1個2千円で、観音院本堂で午前8時〜午後5時に購入できる。会陽当日は午後4時〜10時ごろまで本堂西側の大師堂で取り扱う(境内の混雑具合で予定より早く終了する場合もある)。問い合わせは観音院(086―942―2058)。