岡山市で県内初の新型コロナウイルス感染者が確認されたことを受けて23日、市や市教委は相談窓口に殺到した市民からの電話への応対や、放課後児童クラブ、市立学校の今後の対応をどうするかについて協議、連絡に追われた。

 市保健所に設けられた「帰国者・接触者相談センター」には、朝から市民の電話相談が相次いだ。正午までに69件の電話があり、3月に入ってからの1日平均を4割も上回った。他部署からの応援を含め、センターは通常の倍の約30人態勢で対応した。

 相談は「発熱があるがどうしたらいいか」「感染予防はどうすべきか」といった内容が多かった。職員は海外への渡航歴の有無や熱が何度あるのかなどを聞き、「渡航歴がなく軽症の場合は自宅療養して」「予防には小まめな手洗いや人混みの回避を徹底して」などと助言した。

 同保健所の阿部登志子保健課長は「市民に冷静な予防に努めてもらうため、丁寧に説明を続けていきたい」と話した。

 休校中の小学生を終日受け入れている放課後児童クラブを所管する岡山っ子育成局には、市内のクラブから「今後も児童受け入れを続ければよいのか」などと問い合わせが寄せられた。市内で発生した患者は海外旅行中の感染とみられ、市中感染の可能性は低いことから、同局は児童の受け入れ継続を決め、各クラブへ連絡した。

 同局の岩田修・放課後児童対策担当課長は「クラブが安心して運営できるよう、小まめな情報提供を続けたい」と述べた。

 市教委も午前に幹部が協議し、新年度からの市立小中高校の再開に向け、準備を進めることを確認した。