岡山市などは、市内中小企業などの新型コロナウイルスによる影響調査の結果をまとめた。回答のあった301社のうち7割を超える企業が売り上げへの影響を訴えており、地域の経済活動が悪化している実態が浮き彫りになった。

 45%に当たる134社が前年同期と比べた売り上げで「影響が出ている」と回答。現時点で売り上げがダウンしていなくても予約や受注が減って「今後影響が出る見込み」と答えたのも82社(27%)あった。計72%がコロナウイルスによる影響があるとしている。

 業種別では、宿泊業(20社)、旅客業(13社)、旅行(5社)の3業種で全社が影響ありと回答。小売業(39社)、飲食業(45社)でも8割を超え、感染拡大防止のためのイベントの中止や、外出自粛などが響いているとみられる。

 飲食、宿泊、小売業など8業種(161社)と製造、建設業の2業種(55社)に分けて具体的な影響(複数回答)を聞いた。売り上げ減少以外では、8業種で105社が「客や取引の減少」を答え、2業種では30社が「受注の減少」を答えた。従業員が勤務不能としたのも計23社あり、小中学校の臨時休校などの影響がうかがえる。

 市産業振興・雇用推進課は「多くの企業で深刻な影響が出ている。市独自の融資制度などで支援していきたい」としている。

 調査は9〜13日に市と岡山商工会議所、市内の商工会が合同で実施。飲食や宿泊、製造など10業種から抽出した企業を対象に聞き取り方式で行った。