津山文化センター(津山市山下)の大規模改修が完了した。寺院建築に見られる「斗〓(ときょう)」構造を採用した特徴的な外観を生かしつつ耐震補強やバリアフリー化を図り、4月1日にリニューアルオープンする。(〓は木ヘンに共)

 鉄筋コンクリート地上3階、地下1階(延べ約5千平方メートル)で1966年に開館。モダニズム建築の草分けとして知られる建築家・川島甲士氏(1925〜2009年)が設計し、上層に行くにつれ広がる三重の軒を、四つまたの「斗〓」と呼ばれる支柱で支えている。

 初の大規模改修は2018年度から行い、耐震壁の新設などで耐震性を向上。エレベーターホールやエントランス2カ所を増築し、延べ床面積は約600平方メートル増えた。外観を損なわないよう、増築部はガラス外壁とした。

 1054の客席は1003席に更新し、新たに車いす席や親子席を設けた。鏡張りのレッスン室や展示会が開けるアートライブラリー、屋外テラスなども整備。スロープの拡幅やトイレの洋式化も行った。総工費は約17億円。

 市教委文化課は「市のシンボルと言える建物が、使いやすく生まれ変わった。豊かな感性とにぎわいを生む場として活用してほしい」としている。