岡山県は27日、同県里庄町に住む自営業の50代男性が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内での感染確認は2例目。症状は安定しているという。男性は8〜17日にフィリピンを訪問し、帰国後に発症した。県は現地で感染した可能性が高いとみている。

 県によると、男性は17日に羽田空港に到着し、東京都内のホテルで宿泊した後、18日に広島空港を経由して自家用車で自宅に戻った。同日から倦怠(けんたい)感やせき、味覚・嗅覚の異常があり、改善しないことから26日に帰国者・接触者相談センターを通じて医療機関を受診。27日に県環境保健センターでのPCR検査で陽性と確認され、県内の指定医療機関に入院した。

 男性は接客業など不特定多数を相手にする職種ではなく、外出時はマスクを着用していたとしているが、19日に大阪府へ自家用車で日帰り出張したことが分かっている。県は今後、20日以降の詳しい行動について調査を急ぐ。

 現時点で判明している濃厚接触者は、同居の家族4人と県内で別に暮らしている家族6人の計10人で、いずれも症状は出ていないという。他にフィリピンへの同行者が2人いるとみられ、県が所在確認を進めている。

 県内では、スペイン旅行から帰国した岡山市北区の60代女性の感染が22日に確認された。この他、倉敷市の60代男性会社員の感染が帰省先の高知県で確認されている。