新型コロナウイルスの影響による臨時休校を受け、20市町教委が小中学校の夏休みを短縮して授業時間を確保する方針であることが全27市町村教委への取材で分かった。最短は赤磐、津山市の16日間。感染拡大防止のため新学期から1カ月以上休校を続けていた県南部で比較的短く、休校期間が短かった県北部で長い傾向にある。

 県内では、大半の市町村が3月2日から臨時休校。新学期当初は再開したところも多かったが、緊急事態宣言により再び休校となった。自治体によって休校期間はさまざまで、赤磐市は、3月2日〜5月20日を休校とし、夏休みを8月8〜23日に設定した。担当者は「本来なら暑さを考え、休みに充てるべきだが、子どもたちの学びの機会を保障するため、最大限授業時間を確保した」と話す。

 津山市は新学期に再開したものの、5月19日まで休校。夏休みを8月1〜16日とし「学習の遅れは夏休みの短縮で全てカバーできる計算で、授業日を多めに設定した」とする。

 休校期間が3月2日〜5月24日と最も長かった総社市は、夏休みを8月1〜18日の18日間とする。小中とも授業時間数は200時間程度の遅れがあり、「長期の休校は感染症対策を徹底するため。これからは授業時間の確保に努める」という。

 津山、総社市は本来の夏休みを24日間短縮しており、短縮期間が最も長い。最短は美咲町の3日間だった。

 短縮しないのは備前、真庭、美作、鏡野、勝央、新庄、西粟倉の7市町村で、県北部に集中。美作市は新型コロナ関連では小学校を一度も休校しておらず、「学習の進ちょくにほとんど影響はなく、夏休みを削る必要はない」としている。

 県南部で夏休みを当初の予定通りとした備前市も7月20〜22日、同27〜31日、8月24〜28日の計13日間、午前中授業を行い、学習の遅れを取り戻す。

 県内全27市町村教委が所管する小学校の平均は27・7日、中学校は27・6日となっている。