岡山県消費生活センター(岡山市北区南方)は、主に小中学生を対象に身近な消費トラブルについて学んでもらう動画「消費者問題ってなぁ〜に?」(約16分)を制作し、27日から動画サイト・ユーチューブで公開を始めた。新型コロナウイルスの影響で同センターの職員が学校などで行う出前授業が中止となる中、初めて企画した。

 同センターによると、スマートフォン使用の低年齢化に伴い、子どもがインターネットで直接、消費トラブルに遭うケースが増えており、動画は小学校高学年から中学生向けに作製。同センターの矢吹香月消費者教育コーディネーターが登場し、スライドを使って授業のように教える内容にした。

 商品を購入する際の「契約」とそのルール、注意点などの基本的な消費知識を紹介した上で、ゲームや音楽をダウンロードした際に高額な料金の請求を受けるなどのトラブルを例示。その場合に、料金をそのまま支払うのではなく、同センターなどにまずは相談するよう呼び掛けている。

 用語の解説を付けたり、イラストを多用するなどして分かりやすく伝えるよう工夫。今後、ネット上での買い物のトラブルについて詳しく解説した動画なども作る予定。

 同センターでは出前授業を小中高や公民館などで年間約90回行っているが、新型コロナの感染拡大以降は多くが中止になった。矢吹コーディネーターは「自宅や学校で活用し、家族、友人、先生たちと消費トラブルを防ぐ方法を話し合ってほしい」としている。