新型コロナウイルスの終息を願い、天津神社(備前市伊部)は、祭神で日本医薬の祖神「少彦名命(すくなひこなのみこと)」をあしらった絵馬と備前焼の像を作った。

 絵馬は2種類あり、木製が縦10センチ、横15センチで、備前焼製が縦9センチ、横8センチ。備前焼で作られた像は縦9センチ、横4センチ。いずれも小彦名命が、薬草にできるかどうか植物をかんで判別する姿があしらわれている。

 先代宮司で備前焼作家だった故日幡直之氏が制作した像を参考に、宮司・日幡行雄さん(68)と禰宜(ねぎ)・博行さん(39)の親子がそれぞれ30〜40個用意した。

 木の絵馬は初穂料500円、備前焼の絵馬と像は同千円で頒布している。日幡宮司は「一日も早く日常が戻るよう、祈願を続けたい」と話している。

 天津神社によると、戦国時代の1579年、伊部地区で疫病が流行。現在地よりも南にあった同神社が神託を受けて今の場所に移ったところ、疫病が終息したことをきっかけに、少彦名命を祭神としたという。