岡山市は、災害時の避難情報などを受信すると自動的に起動する緊急告知ラジオを7月1日から一般に販売する。2018年の西日本豪雨を踏まえ、障害者や高齢者ら要支援者には割引価格で販売し、早めに避難するよう活用を後押しする。

 販売は一般9千円で、要介護3〜5の人や身体・知的障害者、65歳以上の高齢者世帯は2千円とする。市保健福祉会館(北区鹿田町)8階にある危機管理室で取り扱い、希望者には郵送での販売も行う。

 ラジオは、岡山シティエフエム(愛称・レディオモモ、北区中山下)の電波を利用。市が避難勧告・指示などを発令した際に「避難を始めて」などと、目覚まし時計のアラーム並みの大きな音量で呼び掛ける。普段は通常のラジオとしてAM、FM放送を聞くことができる。

 西日本豪雨では、市内のほぼ全域に緊急性の高い避難指示が出されたが、実際に避難所に逃げた人の割合は0・5%にとどまった。市危機管理室は「インターネットを使わない高齢者らに情報を届けるのに有効な手段。普及を図り、迅速な避難行動につなげたい」としている。

 問い合わせは、同室(086―803―1082)。