日本原子力研究開発機構人形峠環境技術センター(岡山県鏡野町上斎原)は、サテライトオフィスを同町竹田の総合文化施設・ペスタロッチ館に開設した。センターの歴史などを紹介するほか、県内外で取り組む産学連携の拠点とする。

 名称は、気軽に立ち寄ってもらえる場にとの思いを込め「サテライトオフィスふらっと」。同館2階の一室(約50平方メートル)を町から借り、2人体制で職員らが常駐する。

 1957年の人形峠出張所の開設から、ウラン濃縮技術の開発、研究を終えて約40年後を目標に廃止措置を進めている現在まで、センターの歴史をパネル展示で解説。職員が行うエネルギーや放射線に関する出前授業などの相談に応じるほか、プラズマを発生させる科学おもちゃや積み木で子どもらが遊ぶこともできる。

 センターは大学や高専などとの共同研究にも取り組んでおり、さまざまな団体からの技術活用の相談や打ち合わせにも使う。

 サテライトオフィスは、学識者や地元住民らでつくる「ウランと環境研究懇話会」で情報発信の強化を求める声が出たのを受け、今月設置。センター総務課は「原子力のみならず、多くの人に科学に親しんでもらえる場所として活用したい」と話している。

 午前9時〜午後4時半。入館無料。月曜、祝日、年末年始は休館。問い合わせは、ふらっと(070―1410―7804)。