7月1日から、スーパーやコンビニなどの小売店で有料化が始まるプラスチック製レジ袋の代わりに、利用が推奨されているマイバッグ。普及は進んでいるものの、食品などを入れるため意外に汚れやすいという。生活用品メーカー・花王(東京)の生活者研究センターのアドバイスで、清潔に使う方法をまとめた。

 有料化は、プラスチックごみの削減が目的で、容器包装リサイクル法の省令改正に伴う措置。岡山県が2月、スーパーなど小売店で聞き取りした調査では、マイバッグの所持率は82・3%。同センターが全国で行ったアンケートでも88%が「スーパーにマイバッグを持参する」と答え、かなり普及しているようだ。

 ただマイバッグの使用後はすぐに折りたたんで収納し、洗ったことも拭いたこともない人が多いのではないだろうか。内側に肉や魚のパックから漏れ出た汁、野菜の端、野菜に付着した泥などがたまると、臭いやカビの原因になる。同センターは「衛生的に使うためにも、ぜひ定期的に手入れを」と呼び掛ける。

 ■洗濯機、手洗い

 マイバッグの品質表示ラベルに「洗える」の表示があれば、丸洗いするのが楽。洗濯機を使う場合、事前に色落ちを確認(洗剤の原液を目立たないところに付け、5分後に白布で押さえる)し、白布に色が付くようなら単独で洗う。

 手洗いなら、洗いおけやボウルに水を入れ、衣類用洗剤を溶かす。そこにマイバッグを沈めたり、浮かせたりを20〜30回繰り返す。すすぎは、きれいな水に入れ替えて押し洗いする。

 いずれの場合も、脱水は素材を傷めないよう1分以内に抑える。

 臭いやシミが気になる時は、洗剤と一緒に酸素系漂白剤を入れ、30分ほど漬け置きするとよい。ただし、漂白剤が使えないものもあるのでラベルの表示はしっかり確認を。干す時にマイバッグを裏返し、内側が外に向くようにすると乾きやすい。

 ■拭き取り

 洗えない場合、食卓用クリーナーをシートに染み込ませて拭くのが簡単だ。まれに変色したり、色落ちしたりする場合があるため、目立たない部分であらかじめ試そう。持ち手や底も忘れずきれいにしたい。

 内側にアルミニウム素材が貼られ、断熱性の高いエコバッグは丸洗いが難しい。こんな時は、シミや汚れの気になる場所を、水に湿らせた布で拭く。取れない場合は、少量の洗濯用洗剤を布に付け、汚れの部分にたたくように当てる。さらに水を含ませた布でたたき、洗剤と汚れを布に移す。最後は乾いた布やキッチンペーパーで拭き取る。

 ■詰め方で変化

 食材を詰める順序で、マイバッグの汚れ方は変化する。

 硬いものや重いもの(牛乳パック、根菜など)は下に置き、軽くてつぶれやすい食材(トマト、パン類など)をなるべく上に配置するのが基本。食材のつぶれ、パックの破損などによる汁漏れが防げる。冷たいもの(肉、魚、冷蔵・冷凍食品)はまとめて入れ、総菜などの温かいものとの距離をなるべく離そう。

 生活者研究センターは「マイバッグを選ぶ際は、手入れのしやすさも考慮して」とアドバイスする。