自転車シェアリングは「バカげた経済」とする独メディア 果たして中国ネット民の反応は? 

 中国では急速にシェアリングエコノミーが普及中だ。そのスピード感や規模の大きさに、世界は驚きをもって注目している。その最たるものがインターネット技術を駆使したサイクルシェアリングだが、その評価は賛否両論というのが現状のようだ。
 
 中国メディア・今日頭条は7月31日、サイクルシェアリングについてドイツのあるメディアが「バカげた経済だ」と酷評したと報じた。記事は、ドイツの経済誌ビルトシャフツボッヘが同29日に「バカげた経済 中国のシェアリングバブル」というコラムを掲載したことを紹介。そこでサイクルシェアリングについて「高額のコストに対して価格設定が安すぎるため、投資のリターン率が極めて低すぎる」と評したと伝えている。
 
 同誌の試算によれば、自転車1台あたりのコストは250ユーロで、毎日5回使われないと1年でコストが回収できないという。しかし、現状は4日に1台レンタルされる状況であり、これでは1時間12ユーロセントという価格は安すぎて全く割に合わないとのことだ。
 
 記事はまた、同誌が「中国の投資者はシェアリングエコノミーに熱をあげている。タクシー配車から雨傘、充電器、そして自転車などのシェアを打ち出すスタートアップ企業が大量の資金を呼び込んでいるが、こういった企業は急速に拡張するばかりで、速やかに黒字を出すことはできない」と主張していることを紹介した。
 
 同誌の見方に対して、中国のネットユーザーからは「彼らは自転車を貸して金儲けすると考えているようだが、それこそバカげている。デポジットで儲けるのだ」、「ドイツ人にとってデポジットは利用者のものであり、商売する側はデポジットで利益を得ようとしてはいけないと認識している。考え方の違いだ」、「1億人のユーザーが100元ずつデポジットを支払ったらいくらになると思っているのか」といった批判的なコメントが多く寄せられている。
 
 確かに中国には「良さそうなものはとりあえずやってみる」という考え方があり、運用後に続々と問題が見えてくることがしばしばある。サイクルシェアリングの評価は、一連の問題がある程度出揃い、そこで頓挫してしまうか、さらなる進化を遂げるかを見てから下すべきだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

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