「民族衣装を着て街を歩ける」日本が羨ましい、それにひきかえ中国は「コスプレどまり」

 世界各国にはそれぞれの文化や伝統によって育まれた特有の衣装や装いがある。日本であれば和服や着物が民族衣装に該当するが、日本では現代においても和服や着物を着用する機会があるのに対し、中国では少数民族を除くと、民族衣装を着ている人はほとんどいない。
 
 中国メディアの今日頭条はこのほど、中国人は自国の民族衣装をあまり理解していないとし、「中国も日本のように民族衣装で街を歩く人びとが普通に見られるようになって欲しい」と期待を示す記事を掲載した。
 
 中国の伝統的な民族衣装という定義は非常に難しいものだ。中国は56もの民族がともに生きる多民族国家であるためだ。中国で最も人口が多いのは漢民族であり、その伝統衣装は「漢服」となる。日本人にとって馴染み深い「チャイナドレス」は中国最後の統一王朝である清国を建てた満州民族の伝統衣装だ。
 
 近年、中国の「80後」、「90年後」と呼ばれる1980年代生まれ、90年代生まれの若者たちのなかに、漢服を着て街に出かけたり旅行をするという流行も一部で見られるようだが、あくまでもコスプレ感覚であり、SNSに写真を載せるためのフォトジェニックな衣装というイメージのほうが強いようだ。
 
 これについて記事は、日本や韓国は自国の伝統衣装を守ろうとする意識が中国より高いうえ、「海外にも積極的に宣伝している」と紹介。日本人や韓国人に比べ、漢民族の中国人は漢服についてすらよく理解していないと嘆いた。現代の中国では伝統を愛し、漢服を日常で着ることは勇気の要ることだとし、日本のように街中で着物を着ている人がいても「奇妙な目で見られない」ような日が中国社会にも来て欲しいと伝えている。(編集担当:村山健二)(イメーシ?写真提供:(C)Angel 寶娘娘/GATAG)

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