ごみを「宝」に変えてしまうノウハウと技術、中国は「日本を参考にすべき」=中国メディア

 約14億人の人口を擁する中国。経済発展によって人びとの生活は豊かになったが、その背後ではごみ問題が深刻化している。近年では中国政府もごみ問題を意識するようになり、上海などの大都市ではごみの分別も始まった。

 しかし、他の多くの都市では、ごみ箱は燃えるごみとリサイクルごみに分かれてはいるが、回収時には一緒にされているなどの実態がある。中国メディアの今日頭条はこのほど、「ごみを宝にする」日本の太陽光パネル処理を紹介する記事を掲載した。

 記事は、環境に優しいとして日本で人気となった太陽光エネルギーだが、ソーラーパネルの寿命を考えると「2040年頃に80万トンがごみになる」と指摘。金属やプラスチックなどが含まれるため複雑な廃棄物だという。まだ20年ほど先の話とは言え、いずれやってくる大量の太陽光パネルごみは、日本にとって大きな問題だと伝えた。

 記事は、日本はこの問題を見据えて、「ごみを宝」に変える計画だと紹介。これまでも異物を取り除く「技術開発」を行うことで、すでに冷蔵庫や洗濯機、自動車からポリプロピレン樹脂を取り除く技術を手にしていると紹介した。問題の太陽光パネルについても、湿式比重選別ラインの設備や、加熱したカッターでガラスとEVAを分離する技術など、いくつかの方法をすでに獲得しており、「再利用できるものを取り出して何倍もの価値になり、環境も守れる」と、技術革新に希望を持てると伝えている。

 記事は結びに、ごみの再利用に関して日本はこれまで人材と物資を大量に投資してきたと感心し、循環型社会を目指す中国も、今後は日本を参考にするべきだと伝えている。家電などには希少金属が使用されており、廃棄された家電などに存在する資源は「都市鉱山」と形容される。

 都市鉱山から資源を回収することは非常に有意義であり、東京五輪のメダルはリサイクルした金属で作られることからもわかるとおり、日本はこの点において高い技術力を持っている。「ごみを宝に」する方法を日本から学べば、中国も大量の資源を手に入れられるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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