中国メディア・海外網は19日、日本の大学入試センター試験で出された中国古代史の問題でミスがあり「全員正解」扱いになるトラブルがあったと報じた。

 記事は、18日に全国各地で行われたセンター試験の世界史Bで、「魏で屯田制が行われていた」という選択肢を選ばせる問題が出題されたと紹介。この問題について、試験中に受験者から「この設問には問題があるのでは」との疑問が提起されたと伝えた。

 そして、大学入試センターが同日、「魏」が三国時代の魏を指すのか、戦国時代の「魏」を指すのか明確でなく受験者が正しくない選択肢と誤認する可能性があり、すべての解答を正解として得点を与えることを発表したとしている。

 記事はこのほか、センター試験の国語でも東晋の詩人・謝霊運による漢詩について、詩の大意や名詞の理解を問う問題が出題したことを併せて紹介した。

 中国メディアはこれまでにも、日本の大学入試に古代中国に関する問題が数多く出題されることについて、「日本は古代の中国を今でもリスペクトし、その文化に対する理解を重視している」ことの表れとして伝えてきた。今回はトラブルによる「全員正解」という形での紹介になったが、その一方で日本による古代中国文化への崇拝を改めて感じさせるトピックとなったようだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)