中国メディア・東方網は13日、かねてよりの成長鈍化に加え、新型コロナウイルスの感染拡大によって中国自動車市場の販売が冷え込んでいることについて「日系車が大々的な値下げをすると思っているあなたは、日系車の実力を見くびり過ぎている」とする記事を掲載した。

 記事は、中国の自動車市場における売り上げが低迷するなかで、各メーカーが大規模な値下げを打ち出すのではないかという見方が出ていることを紹介。「自動車の値下げは、経営上の圧力を受けた企業が販売台数を増やし、資金の流れを加速させて損失の拡大を食い止めるための手段だ。多くの利益をあげることよりもまず生きていくことが重要といった状況だ」と説明した。

 その一方で、長年市場に君臨し、高いリスクマネジメント能力を持つ一部の企業は闇雲に値下げに走るようなことはしないと指摘。日本のトヨタやホンダは高い市場運営能力とブランド力を持っており、現在新型コロナウイルスの影響でストップしている生産が再開されたとしても、値下げによって販売台数を挽回するような行動には出ないと論じている。

 また、トヨタやホンダの経営戦略ではブランド力を一番に据えており、ブランドの格に直接影響するような大幅な値下げはいかなる状況でもあり得ず、他のブランドに比べて値下げをするケースは少ないと伝えた。

 そして、中国における消費が大きな打撃を受けたとしても、トヨタやホンダは中国での販売データに対して必要以上に神経質になることなく、より精確な企業経営に注力し、グローバルな観点から戦略を練るのだとしている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)