現在、小康状態にあると言える日中関係は、過去には「蜜月」という表現がぴったりの時期もあった。中国メディアの今日頭条は13日、日中関係が良好だった時代に日本から購入したという「いすゞ自動車の消防車」を紹介する記事を掲載した。

 記事は、1980年代に日中関係は「蜜月関係」を迎え、この時期に中国は日本から多くの自動車を輸入したと紹介。そして、北京市の消防局も日本から大量の消防車を購入したと紹介し、約30年前に日本から輸入されたという「いすゞ自動車の消防車」の写真を掲載した。

 記事が掲載した写真を見てみると、外観は非常にきれいで、真っ赤なボディにはサビや汚れはほとんどないように見受けられる。また、水を入れるタンクには日本と中国の国旗がペイントされている箇所があり、「Cooperation CHINAーJAPAN(日中協力) 1991」と記されているが、国旗のペイントについては日中ともに色がぼやけていて、長い年月が経過していることが見て取れた。

 記事は、いすゞ自動車の消防車について「日中友好時代の産物」であると伝えつつ、「1990年代に日本から輸入されたいすゞの消防車は現在すでに現役を退いており、使われてはいない」と紹介。

 一方で、北京市の消防局はいすゞ自動車の消防車を廃棄しておらず、「専用の駐車場にて保管している」と紹介。そして、1日も早く中国国内に存在する「消防車の博物館」で保管されることを期待したいと伝えた。

 いすゞの消防車について、中国人ネットユーザーたちからは「いすゞの車なら、今でも現役で使えるはずなのに、もったいない」、「北京市の消防局では隊員の訓練でもいすゞ車が使われている」などのコメントが寄せられていた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)