現在、中国では脳心血管病の発生率が増加傾向にある。しかし、日本は世界的にも心臓疾患が少なく、脳心血管病の罹患率も低い。その理由はどこにあるのだろうか? 中国メディア三九養生堂はこう語っている。

 一つ目の理由は、ストレス。中国は子供のころから激しい競争にさらされる。さらに、急激な経済発展に伴い仕事で常にストレスにさらされ、食事の時間もままならないビジネスマンも多い。そのため、ついつい栄養を考えずに済ませ、高カロリーで脂っこい食事に偏りがちだ。ちなみに、家に帰っても山のような子どもの宿題を見なければならない親たちも多く、ゆっくり食事をする時間すらないのだろう。

 二つ目の理由は、食生活。日本は海に囲まれていて、魚介類をよく食べる。コレステロールが少なく、ビタミンを豊富に含む魚は血管を健康に保つ働きがある。一方、中国人は赤身の肉をよく食べ、揚げ物や辛い食べ物も好む。こうした食生活が血管に刺激を与え、脳心血管の問題を引き起こしているのだ。さらに、日本人は全体として栄養のバランスを考えた食事を摂り、暴飲暴食をせず腹八分目を心がけている。特に蒸す、焼く、煮る料理が多く、薄味で脂っこくない和食はヘルシーと言われている。

 最後の三つ目は食事のスピード。忙しい生活ではついつい手軽にカロリーを得られる食事になりがちだ。しかし、早食いでは食べ物をしっかり咀嚼できず、胃腸の消化に負担をかけてしまう。そのため、消化吸収不良になり、血管壁に脂肪が溜まりやすくなる。こうした欠陥への負担により脳心血管の問題を引き起こしてしまう。つまり、忙しい生活の中で食事をひとまず胃に流し込むような食べ方では体に負荷がかかり、結果として健康を損なってしまうのだ。

 毎日の生活習慣で健康が維持できるかがカギになるため、食生活を改善する必要があるだろう。仕事とプライベート、また栄養などバランスの取れた生活が健康にも関係しているのは明白だ。

 とはいえ、記事に対する書き込みでは「健康を気にしている人に限って早死にだ」とのコメントもあった。ストレスを抱える現代人にとって、好きなものを好きなように食べて、ストレスを解消したいという願いがあるのも分からなくはない。(編集担当:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)