中国メディア・東方網は24日、ソニーが携帯電話のカメラなどに用いられるCMOSイメージセンサーで、なおも一人勝ちの状態にあり、潤沢な資金力を持つ中国企業がなかなか追いつけない理由について論じた記事を掲載した。

 記事は、デジタルカメラ市場においても、スマートフォン市場においてもCMOSセンサーはソニーの独壇場であり、ライバルがいない訳ではないものの、ソニーの地位を脅かす存在にはなり得ていないと紹介した。

 また、ファーウェイや小米、OPPOといった中国のスマートフォンメーカーもソニー製のCMOSセンサーを採用しており、ソニー製センサーであることをカメラ性能の高さのアピールに積極的に利用している状況であり、カメラを重要視するユーザーにとっては「ソニー製」というキーワードが大きな魅力になると伝えている。

 そして、「今や中国は潤沢な資金を持つようになったのだから、そのぐらい作れるようになるはずではないか、と考える人がいるかもしれない」としたうえで、CMOSセンサーはお金さえあればできるものでは決してなく、優れた技術を持つ人材、時間の蓄積、十分な努力の積み重ねが必要であると指摘。さらには設計、製造技術、品質向上といった部分についても短時間にはなし得ないとし、「持続的な資金投入、辛抱強さ、成功するという自信、そして決心があってこそやっていけるのである」と論じた。

 記事は、CMOSセンサーがデジカメやスマホ以外にも自動車や医療、航空宇宙分野でも必要とされている技術であると紹介し「この分野においてわが国は、日本の巨頭との間になおも大きな距離をあけられている。それゆえ、ちょっとやそっとの成果におごることなく、腕まくりをしてさらに頑張らなければいけないのだ」と結んでいる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)