中国メディア・東方網は28日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って1年延期となった東京五輪・パラリンピックについて、日本の専門家が「ワクチンができなければ、来年の開催も難しい」との見解を示したことを報じた。

 記事は、今年7月23日に開幕する予定だった東京五輪と、その後行われる予定だった東京パラリンピックが新型ウイルスの影響により1年間延期されることになったと紹介。延期が決まった後もその開催を巡って議論が絶えないなか、日本医師会の横倉義武会長が28日に、ワクチンの製造ができなければ来年に五輪を開催することは「極めて難しい」と語ったことを伝えた。

 また、国際オリンピック委員会(IOC)が延期を決定するまで予定通り開催したい意向を崩さず、延期決定後にはさらなる延期は考えられないとの姿勢を示している森喜朗東京五輪組織委員会会長が日本メディアの取材に対し、来年になっても世界で新型ウイルスの流行が続いているようであれば、東京五輪の開催はないと述べ、「見えない敵」との戦いに勝利して来年平和裏に五輪を開催するための覚悟と意気込みを示したことを紹介している。

 1カ月先の様子すらなかなか見えてこない現時点で、1年後の状況を予測するのは非常に困難であり、来年の東京五輪・パラリンピックの開催を巡る判断を現在下すことはまずないだろう。今後も開催の是非に関する議論は当分熱を帯び続けることになりそうだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)