中国が今ほど経済発展していなかった頃は、中国人が日本に出稼ぎに来るとかなりの額を稼ぐことができ、帰国して家を建てるという人も多かった。しかし、最近では中国も物価水準が上がっており、日本との所得水準の差もますます縮まっている。中国メディアの今日頭条は27日、日本で働いて貯金ができるのか検証する記事を掲載した。

 まず記事は、日本で貯金するのは簡単ではないと紹介。中国に比べて相対的に収入が多いとしても、物価も同様に高いからだ。それで、日本と中国の平均収入を単純に比較すると「日本の平均収入は中国の7倍になる」と分析。しかし、物価も高く、カップ麺は約2倍、住宅費は中国の一等地と変わらないほど高いので、会社で補助が出るのでなければ収入のかなりの部分が生活費に消えてしまうと紹介した。

 他にも、水道代、電気代、通信費、交通費が高く感じると紹介。通信費は中国とシステムが違うので高く感じるのだろう。結論として記事は、日本での貯金は大変だと言いたいようである。もっとも、生活を切り詰めれば貯金できないこともなく、「日本に住むという貴重な経験ができる」と考えれば、それだけでも十分に価値があると伝えている。

 日本に出稼ぎに来る人の数は、昔と比べれば少なくなったと言えるだろう。この先、新型コロナウイルス感染拡大で日本も経済に影響が出るのは必至で、失業者の増加で労働力不足も一時的にはなくなるかもしれない。外国人労働者にとって日本が今後も魅力的な稼ぎ先になるのかは分からないが、日本に来れば「日本に住むという貴重な経験ができる」のは、金銭では得られない大きな魅力と言えるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)