中国メディア・東方網は4月30日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態が続くなかで、人の密集を避けるためにまた観光スポットの花が全て切り落とされる事態が発生したと報じた。

 記事は、福岡県八女市にある国の天然記念物で樹齢600年とされる「黒木大藤」の花が満開の時期を迎えたと紹介。例年であれば、長さ1メートルの「紫色のカーテン」を織りなす藤の花を見に多くの観光客でにぎわい、開花の時期に合わせて始まる「八女黒木大藤まつり」は20万人を超える人出を記録するとした。

 そのうえで、今年は人の密集を避けるために同市がまず「大藤まつり」の中止を決定したところ、それでもまだ多くの市民が藤の花を見に現地を訪れていたことから「最悪の手段に出ざるを得なくなった」と説明。美しい紫の花が全て刈り取られる事態に至ったと伝えている。

 先日、千葉県佐倉市の観光スポットで見ごろを迎えたチューリップが、やはり同様の理由ですべて刈り取られたことが中国のネット上でも大きく伝えられた。今回再び別の場所で大量の花が刈り取られることになったについて記事は「風雅を傷つける行為だが、人の命に関わることだということで多くの人が理解している。なんといっても、花はいつかまた咲くが人の命は1度しかないからだ」と評した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)