中国メディア・東方網は29日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛により閉館している日本の水族館で、ある生物にちょっとした「異変」が起きているとする記事を掲載した。

 記事は、東京のすみだ水族館が28日に「緊急開催! チンアナゴ顔見せ祭り」と題し、チンアナゴに人間の存在を思い出させようという企画を5月3〜5日の午前10時半から午後2時までの間実施することを発表したと紹介した。

 そして、この緊急企画の背景として「人馴れしていた水族館のチンアナゴが、3月1日に臨時休館して以降人間を見る機会が少なくなり、人間の存在を忘れ始めてしまった。もともと警戒心が強いチンアナゴは砂に隠れて出てこなくなってしまい、飼育員が健康状態を確認できなくなっている」と説明した。

 そのうえで、連休中に行われる「顔見せ祭り」について、水槽前にタブレット端末を設置し、iPhoneまたはiPadユーザーがビデオ通話アプリを通じてチンアナゴの水槽に向けて顔を見せながら手を振ったり、呼びかけたりする内容だと紹介。端末は5台設置され、1回あたりの通信時間は5分程度と伝えている。

 チンアナゴたちに人間の存在を思い出させるとともに、ゴールデンウイーク中に水族館に足を運べない市民が生き物と画面を通じて触れ合うことができるという一石二鳥のこの企画。中国のメディアで紹介されたことで、もしかしたら中国や海外からもチンアナゴを一目見ようとする人が出てくるかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)