2019年1ー12月の中国乗用車市場において、日系車の累計販売台数は前年同期比2.7%増だったのに対し、中国自主ブランド車は前年同期比15.8%減であった。19年は日系車と中国自主ブランド車の明暗がはっきり分かれた年だったと言えるだろう。

 また、19年は日系車メーカーのなかでは特にトヨタとホンダが輝いた年だったため、中国ではこの2社の中国語名に「田」の漢字が含まれていることにちなんで「双田」が最も目立ったと報じるメディアもあった。しかし、中国メディアの百家号は24日、中国自主ブランド車の「進歩の速さ」は日本車にとっての脅威となっていると主張する記事を掲載した。

 記事は、中国自主ブランド車は「技術の蓄積」という点では今なお日系メーカーに及ばないと指摘する一方、中国メーカーが日系メーカーに勝っている点は「進歩の速さ」であると強調。たとえばAI音声アシスタントを搭載した中国自主ブランド車が数多く存在することからも分かるように、中国車は新しい技術を積極的に採用しており、日系メーカーやドイツ系よりも先に新技術を市場に投入していると指摘した。

 続けて、中国自主ブランド車がわずか数十年で急激な進歩を遂げ、特に近年はますますクオリティが向上しているのは、中国の自動車市場が今日に至るまで絶えず成長を続けてきたことが大きな要因だと指摘。

 中国メーカーは絶えず拡大を続ける市場環境のもとで、さまざまなチャレンジを続けることができており、これまでには確かにクオリティの低い車も少なからず存在したが、同時に資金・人材・技術を集め、大きな成長を遂げた中国メーカーもあると指摘。こうしたメーカーは市場の拡大という強力な風に乗り、日本企業以上のスピードで成長を続けているのだと主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)