自動車関連の製造業は日本経済の柱の1つと言える重要な産業だ。関連産業の裾野が広く、経済波及効果も極めて大きい。中国国内では、これほど経済が発展していても自動車産業では日本に及ばないというのが共通の認識となっている。中国メディアの網易は2日、中国の自動車産業はどうすれば日本やドイツを超えられるのか分析する記事を掲載した。

 記事はまず、中国においても自動車産業の生産総額は莫大な規模となっていて、税収や就業機会の提供でも国全体の10%を超える貢献をしていると紹介。中国全体の商品販売総額のうち自動車は10%以上を占めているという。それだけ中国にとっても重要な産業と言えるだろう。

 では、どうしたら中国は「自動車強国に名を連ねる」ことができるのだろうか。記事は、今は「技術の研究・開発に投資」すべき時だと主張している。これまでは、コストの関係で海外の技術を導入してきたが、開発費も設備も整った今、自主開発する段階に来ていると分析した。

 記事は続けて、海外メーカーと競うためには、「環境汚染、エネルギー不足、渋滞」の3つを克服するのがカギだと主張。そのために、電気自動車やインテリジェント・コネクテッド・ビークルの開発を進め、伝統的な自動車の欠点を補い、道路整備を強化することが重要だと分析した。

 中国の自動車市場では近年、電気自動車などの新エネルギー車がシェアを増やしている。これは、政府による新エネルギー車政策で補助金が出たことも大きく関係しているだろう。中国政府は2025年を目標に、新エネルギー車の普及率を25%にするとしているようだ。日本でも燃料電池車の開発が進められ実用化もされているが、「自動車強国」に向かって本腰を入れてきた中国は、日本やドイツの強力なライバルとなるのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)