世界の自動車強国といえば日本やドイツ、米国が挙げられるが、自動車強国と言えどもそれぞれの国に自動車メーカーが無数にあるわけではなく、あくまでも競争力の高い優れた企業のみが存在している。

 中国メディアの百家号はこのほど、自動車強国である日本や米国ですら主要な自動車メーカーは数えるほどしか存在しないのに、「自動車産業の競争力に劣る中国には、なぜメーカーが100社以上も存在するのか」と疑問を投げかける記事を掲載した。

 記事はこの疑問の答えとして、中国にこれほど多くの自動車メーカーが存在するのは中国の自動車市場がまだ成長途上にあるうえ、政策による支援があるためだとし、それゆえ小規模なメーカーでもなんとか生き残れているのだと強調した。

 同時に、これだけ多くのメーカーが存在するということは、中国では優れた企業が残る「自然淘汰」がまだ進んでいないことを意味すると強調。たとえば米国の自動車工業も1900年から1929年にかけて爆発的に発展し、この時期に数百もの自動車メーカーが出現したが、絶え間ない淘汰・買収によって、米国でも優れたメーカーだけが生き残ったと強調した。

 現在、中国の人口100人あたりの自動車保有台数はわずか18台であり、先進国のわずか4分の1にすぎないため、まだまだ市場には成長の余地が残されていると指摘。一方で、激しい競争のもと、技術と実力のないメーカーの淘汰はすでに始まっていると説明し、淘汰・買収によって整理が進めば、生き残った中国の自動車メーカーの競争力は高まっていくはずだと論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)