中国メディア・東方網は5日、栃木県の日光東照宮について「中国の古典文化が詰まっている」と紹介する記事を掲載した。

 記事は、日光東照宮について日本にあるその他の東照宮の始祖であり、チベットにあるポタラ宮と同じような地位を持っていると紹介。政治の中心だった江戸から離れた場所に建立された主な理由は中国の風水思想があり、日光が江戸の真北に位置することから江戸に運気を送り込むと考えられていたと伝えた。

 また、江戸幕府の開祖である徳川家康を祀る日光東照宮は3代将軍徳川家光の時代に現在のような華美な建築になったとし、各宮殿内には「三猿」、「眠り猫」をはじめさまざまな動物の彫刻が施されていると説明。最初の門をくぐって石段を上ると眼前に出現する陽明門が特に有名で、わずか30平方メートルの小さな建物ながらも、その美しさは見る者を嘆息させるとしている。

 そして、陽明門の下に立って頭を上に向けると、人間の物語や獣、昆虫、花、鳥、植物など全部で508点もの彫刻があり、いずれも煌びやかに輝いているとしたほか、多くの彫刻が中国の古典文化から引用されたものであると紹介した。

 また、陽明門は「朝から晩まで一日中見ていても飽きることがない」ことから、「日暮の門」(ひぐらしのもん)とも呼ばれていることに言及。実際に日光東照宮を訪れた際には「自分も陽明門に最も長い時間留まった」と伝えた。

 記事は「日光東照宮は単に徳川家康を祀る神社であるたけでなく、芸術の香りに満ち、歴史と文化の要素も持ち、さらには風水や陰陽学にも関わっている。この複雑な構造を持つ陽明門の見学を終えた時、きっと訪れてよかったと思うことだろう」と結んでいる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)