日本は生産拠点の国内回帰・多元化を進めており、海外への移転先としてベトナムは有力候補のようだ。ベトナムには、各国から製造業が移転しており、米中摩擦の影響で中国からの移転も多い。

 経済成長が見込まれるベトナムだが、その将来性を見込んで「次の日本」と評価する声さえあるという。中国メディアの百家号は5日、「ベトナムはそんなに優秀なのか」と題する記事を掲載した。

 記事は、ベトナムを「東南アジアで最も東アジアに近い国」だと紹介。東南アジアの漢字圏は、シンガポールを除けばベトナムだけで、文化も東アジアに近く、勤勉さでも東南アジアのなかでは際立っているとした。経済面でも、「中国に倣って」30年あまり前に打ち出された「ドイモイ(刷新)政策」を期に、緩やかながら発展が見られ、「発展途上国のなかでは中くらい」にまで上り詰めたと伝えた。

 では、ベトナムは「次の日本」になれるのだろうか。記事は、中国国内では「アジアの星」とまで高く評価する人がいるが、「そこまでではない」と主張。農業国であるベトナムは、科学技術ではまだ遅れており、よく言われる勤勉さも東南アジアのなかでは良いほうというだけで、日中韓とは比較にならないとした。それに、日本はここまで発展するのに「丸一世紀かかった」が、ベトナムは発展を始めて「ほんの30年程度に過ぎない」と比較、日本とは比べ物にならないとしている。

 つまり、「次の日本」になるのに足りないのは時間とも言えるだろう。しかし、記事は、ベトナムが可能性を秘めた国であることは認めている。ベトナムは30歳以下の人口が非常に多い「若さあふれる国」として知られており、潜在力は十分にある。今後大きく発展していくことに間違いはないのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)