「世界の工場」として様々な製品を生産し、世界中に輸出してきた中国だが、近年は人件費の高騰などを理由に多くのメーカーが生産工場を東南アジアなどに移転させている。

 また、チャイナリスクの顕在化を背景に工場を自国に戻すメーカーも少なくないが、中国メディアの今日頭条は7日、中国の大手通信機器メーカーである華為技術(ファーウェイ)の任正非CEO(最高経営責任者)が「中国製造業は今、困難に直面している」と述べたことを伝えた。

 記事は、日本や欧米の企業が中国から撤退するのではないかという見方に対し、任正非CEOが「経済のグローバル化が進むなか、企業はグローバル化を推進してこそ競争力を得ることができる」と述べたことを紹介する一方、中国製造業が置かれた状況については「厳しいものがある」と指摘したことを紹介。

 また、任正非CEOは「ローエンド製造業は中国から東南アジアへの移転が加速しており、ローエンド分野におけるメード・イン・チャイナは東南アジア諸国に取って代わられようとしている」と指摘したと紹介。また、米国が各国にファーウェイ製品を使わないよう求めているように、ハイエンド分野においても「大きな圧力に直面している」と述べ、任正非CEOが中国製造業の現状に危機感を示したことを伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)