近年、日本を訪れる中国人旅行客の数は右肩上がりであったが、実際に日本を訪れてみると中国人がテレビや学校教育から得てきた日本像と、実際の日本はかなり違うことに気付くという。やはり「百聞は一見に如かず」ということだろうが、中国メディアの今日頭条は6日、「訪れて初めて分かる日本の文化や習慣」を紹介する記事を掲載した。

 例えば、中国人旅行者は「日本にはお湯を提供するサービスがない」ことに困惑するという。日本では水道水を直接飲めるうえに、どこにでも自動販売機やコンビニがあるので飲み水には困らない。しかし、中国人は伝統的に温かいものしか飲まないので保温ボトルを持ち歩き、駅などの公共の場所で提供される無料のお湯を利用する習慣がある。日本では空港でも水しかなく、レストランで提供される水も冷たいと不服そうだ。

 また日本人特有の傾向に「パンダ好き」があると紹介。パンダは中国を代表する動物だと誇りに感じている中国人にとって、日本人の無類のパンダ好きは好感が高いようだが、2017年にシャンシャンが生まれた際の熱狂ぶりについいて、「日本人はパンダを一目見るために大騒動を繰り広げた」と不思議そうに伝えた。日本人のパンダ愛は中国人よりも強いのかもしれない。

 記事はさらに、「花輪が葬式だけでなく、お祝いにも使われる」と紹介。日本では、開店祝いなど祝い事にも花輪が贈られるが、中国では花輪は葬式にしか使われないため、花輪を見た中国人が葬式と勘違いするのはありがちなことだ。そのうえ、中国の葬式に使われる花輪は日本と違ってカラフルなので、余計に勘違いしやすいのだろう。

 記事はほかにも、エレベーターで片側に寄る習慣や、コンビニでトイレが借りられること、喫煙場所が決まっていて愛煙家に厳しいこと、定番の観光地・奈良の鹿は意外と狂暴だといった、「行ってみなければ分からない」ことがたくさんあると紹介している。中国では新型コロナウイルスが終息傾向にあるということで、メーデーに絡む連休では国内旅行などを楽しむ人でごった返した。日本でも再び観光地が賑やかな様子になることを期待したいところだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)