毎年中国から多くの人が健康診断や病気の治療のために日本を訪れている。それだけ中国では日本の医療レベルの高さが認められているということだろう。中国メディアの今日頭条は8日、日本の医療レベルがいかに高いかについて紹介し称賛する記事を記載した。

 記事はまず、日本の医療は多くの分野で「世界一」になっていると紹介。国民の平均寿命は世界トップレベルであり、がん発症の5年後の生存率や、糖尿病と心血管疾患の生存率も世界一だとしている。

 日本は、なぜこれほど世界トップレベルの医療が提供できるのだろうか。その理由の1つに「医療制度が充実している」ことがあるという。記事は、日本の医療制度は「欧州とも米国とも違う」と指摘。欧州は福祉が充実していて個人の負担が少ないが効率が悪く、米国は医療レベルが高いものの「貧しい人は医者にかかれない」欠点があるという。米国では医療費が高いため、新型コロナウイルスに感染していたのに病院に行けないまま亡くなった人が多いと言われる。この点、日本では「欧州と米国の間」でちょうどバランスが取れていると称賛している。

 これは、「国民皆保険制度」の貢献が大きいと言えるだろう。記事は、留学生までこの保険に加入できる、と外国人にも優しい日本の医療制度を高く評価。しかも「医薬分業」であるため、薬が多用される心配が少なく価格も適正に保たれると紹介した。また、手術をすれば術後も主治医がずっと面倒を見てくれるアフターケアの良さも紹介。定期的な検査と経過観察を受けることができ、忘れないように連絡をくれるほど親切で、患者は安心感が得られ、病院も医療の水準向上に役立つ結果になっていると伝えた。

 日本には全国民が高い医療を受けられる体制が整っていると言えるだろう。記事は、「先進的な設備はお金で買えるが、医療水準は買えるものではない」と指摘。医療制度が充実していて、人道的で「匠の精神」を持つ医療従事者のいる日本は、中国人にとっても「大病を患ったら治療に行くのも悪くない」と主張した。この「世界トップレベルの医療」が、新型コロナウイルスにも有効であることを願うばかりだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)