中国を侵略したことのある国は複数存在するが、中国メディアの百家号はこのほど、近代中国は数多くの国に侵略されたが、「なぜ中国人は日本ばかりをこれほど憎むのか」と題する記事を掲載した。

 記事の中国人筆者は、近代中国は1840年のアヘン戦争以降、無数の侵略者に苦しめられたと紹介したほか、現在の中国は米国を相手に戦っているとしたが、中国人が最も敵視する国家は「疑いなく日本である」と主張した。

 この理由について、まず中国人にとっての「抗日戦争」は1945年に終結したが、抗日戦争に参加した老兵のなかにはまだ存命中の人もいて、抗日戦争はまだ記憶に新しいためだと説明。旧日本軍が中国で行ったことに関する資料が今に至るまで保存されていることも、旧日本軍の行為に対する印象を深める要因となっていると指摘した。

 また中国は数々の侵略に遭ったが、国家滅亡の危機に追い込まれたのは抗日戦争だけだったと説明。さらに唐朝の時代に日本が中国文化から学んだ恩恵は大きかったのに、日本は近代において日清戦争や抗日戦争を通して「恩を仇で返したことも、中国人が日本を恨む理由だ」と論じた。

 記事の内容はあたかも中国全体が日本を憎んでいるという論調だが、日本や日本人に対して友好的な中国人も数多く存在するの事実だ。いずれにせよ、歴史問題は日中関係が抱える大きな矛盾の1つであるのは間違いなく、歴史問題の解決なくして日中関係の真の改善もないのだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)