新型コロナウイルスは、これまでの生活を一変させたと言っても過言ではないだろう。日本でも外出を極力控えたり、在宅ワークが見直されたりと大きな変化があった。中国メディアの今日頭条は26日、「新型コロナウイルスは日本は大きく変えている」と題する記事を掲載した。

 記事はまず、これまで日本では若者が東京などの都会へ流出してきたため、田舎は過疎化が進んだと紹介。定年退職後に田舎に移住する人も多くはなかったとしているが、これは日本に限らずどこの国でも似たようなものだろう。中国では都会と田舎の貧富の差が顕著で、日本とは比べ物にならないほどの格差がある。

 では、日本人の生活はこれからどう変わっていくことが予想されるのだろうか。記事は、自粛生活により都会の狭い家で毎日過ごしていた人たちは、自然あふれる広々とした田舎に引っ越したいという気持ちになったのではないかと推測。ある調査によると、新型コロナの前と後とでは「将来田舎に移住したい」という人の割合が、23%から半数近くにまで上昇したそうだ。

 また実際に、日本では新型コロナの前から移住が奨励され各種支援が進んできたと紹介。例えば、2019年4月から始まった「移住支援金」、「起業支援金」は、東京から地方への移住や起業を支援するというもので、最大300万円が支給されるという制度だ。新型コロナの影響により、地方自治体のなかには移住の相談や申し込みを一時停止しているところもあるようだが、記事の中国人筆者は、これほど地方移住の体制の整った日本では、新型コロナをきっかけに移住者が増えるのではないかと感じているようだ。

 中国ではこうした支援制度はなく、新型コロナを経験しても地方への移住者が増えることはないだろう。ただ、出稼ぎ労働者が仕事を失って農村へ帰るという現象は増えるかもしれない。いずれにせよ、日本では徐々にテレワークが普及しつつあるため、地方への移住がこれから増えていく可能性は十分にあると言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)