米アップルのiPhoneが3眼カメラを搭載し、その形状から「タピオカカメラ」と称されてから早1年、数多くのメーカーのスマートフォンが「タピオカ化」していった。当初、スマートフォンの裏側にいくつも目玉のようなカメラが並ぶ様子はいささか不気味だったものの、今やすっかり慣れてしまった感がある。

 中国メディア・東方網は10日、スマートフォンに内蔵されるカメラの数が増えれば増えるほど、日本企業が「寝ながら儲ける」状態になるとする記事を掲載した。

 記事は、昨今のスマートフォンは様々な機能を搭載しており、各メーカーもそれぞれセールスポイントとなる機能を打ち出し、重点的に開発を行っていると紹介。その中でも特に注視されているのがカメラの性能であり、近ごろでは広角、超広角、望遠、マクロ、モノクロなどに特化したカメラを3つ、4つ搭載した機種が増え、さらには5眼のカメラを持つものさえ発売されているとした。

 そして、中国において今年第1四半期に新たに発売されたスマートフォンには平均3.5個以上のカメラが搭載されており、日本でも今年発売された新機種のうち86%以上が2眼以上のカメラを搭載しているとのデータがあると紹介している。

 そのうえで「スマートフォンのカメラ数が増える、種類が豊富になればなるほど、日本のカメラセンサーメーカーは大儲けできる」とし、新型コロナウイルスの影響により今年のスマートフォン市場が振るわない中でも、CMOSイメージセンサの注文は影響を受けておらず、むしろ、需要はますます高まっていると伝えた。

 記事は、現在世界におけるCMOSイメージセンサのシェアは日本のソニーが約50%、韓国のサムスンが約20%を占めていると紹介。特にソニーはこの分野において強力な発言権を持っているため「寝ながらにして儲けていると形容しても過言ではない」と評した上で、5G通信の普及に伴ってスマートモビリティや防犯、セキュリティ分野においてCMOSイメージセンサのニーズがさらに高まる中「中国メーカーは引き続き、この大金脈の発掘に力を注がなければならない」とし、この分野における中国勢の台頭に期待を寄せた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)