新型コロナウイルスの影響で、日本では中国人観光客の姿もすっかり見られなくなった。しかし、中国国内では日本製品の人気は今でも高く、中国人消費者は越境ECや代理購入など様々なルートで日本製品を購入している。これもやはり日本製品の品質の高さが認められているからだろう。中国メディアの騰訊はこのほど、なぜ日本製品はこれほど質が高いのかについて分析する記事を掲載した。

 記事は、日本製品というと「究極」というイメージであり、「美しく、実用的で、安い」との印象が強く、一度手にしたら離せないものだと紹介。このような高い評価を得ている理由について、中国の有名な骨とう品コレクターは「細部が商品価値を支えている」と分析しているそうだ。日本製品は美学と心理学と現代科学が一体となったかのようであり、「日本人は質の高い製品を作れるのに、中国人には作れないという事実は深く考えさせられるものだ」としている。

 では、なぜ日本人は製品に極めて細かな配慮をすることができるのだろうか。記事は、「資源が少ない島国」であったことが関係していると分析。このような環境では「綿密に計画を練ること」が必須であり、この種の性格が日本人の血に深くしみ込んだとしている。そして「節約」の思考が日本製品の成功につながっていると論じた。

 また、日本製品は「ユーザー体験」を売りにしていると指摘し、たとえば材質でライバルに及ばなかったとしても、日本製品は細部、デザイン、創意工夫、誠実さで補うケースも多いとし、これが消費者に深い満足感を与えていると主張。それで同じ価格でも優位性があるので、日本製品は「負け知らず」なのだと説明した。このほか、日本に伝わる「匠の精神」も大きな作用となっていると分析した。

 このように、中国のネット上ではよく日本製品の優位性の理由を分析しているが、それが中国製品の品質向上に役立っているかははなはだ疑問だ。やはりこれは、多くの中国企業に「手っ取り早く儲けたい」という心理が強く働いているからなのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)