【豆知識】「江戸城天守」と「自由の女神」はほぼ同じ高さ

【豆知識】「江戸城天守」と「自由の女神」はほぼ同じ高さ

天守が一番高い城はどこだ?
城の顔といっても差し支えない天守ですが、外観の美しさ、建築の古さ、破風や懸魚の彩りなど天守を測る物差しはそれぞれです。そこで今回は「高さ」をテーマにしぼってお話します。ここでいう高さとは、天守台(石垣)を抜いた天守建造物のみを指します。では、比較してみましょう。

Q)「現存天守」といわれる12天守の中で、どの城の天守が一番高いでしょうか? 

答えはずばり姫路城(兵庫県)の大天守です。国宝かつ世界遺産に選ばれたこの城の天守の高さは約31.5m。平成の大修理で築城当時の白く美しい姿に蘇りました。ちなみに、奈良の法隆寺五重塔とほぼ同じ高さです。

第2位は黒くて渋い外観を持つ松本城(長野県)の約25m。第3位は平成27年(2015)に国宝指定された松江城(島根県)の約22.4mです。なお、最も低い天守は、備中松山城(岡山県)の約11mとなっています。

ちなみに、備中松山城の天守は430mの山頂に築かれており、最も低いけれど最も高い位置にある天守でもあります。

江戸城天守は自由の女神とほぼ同じ高さ
Q)では、現存しない、失われてしまった天守を含めるとどの城が一番高いでしょうか? 

答えは江戸城(東京都)です。江戸城には徳川家康が造った慶長度天守、2代秀忠が造った元和度天守、3代家光が造った寛永度天守の3つがありました。

残念ながら江戸城天守は明暦の大火で燃えてしまい、以降、建て直されることはありませんでした。慶長度天守と元和度天守の高さは資料が残っておらず、正確な高さはわかりませんが、寛永度天守は図面が残されており、それによると約44.8mの高さを誇っていたことになります。

これは、自由の女神(台座からトーチまでが約46m)とほぼ同じ高さです。

天守台を含めると約59mの高さとなり、360年前の江戸では、町中どこからでも城が見えたことでしょう。ちなみに三大天下人の城では、織田信長が築いた安土城(滋賀県)の高さが約32m、豊臣秀吉が築いた大坂城(大阪府)は約40mといわれています。

Q)最後に、再建された天守の中ではどの城が一番高いでしょうか? 

約41.5mの大阪城です。現在の大阪城は豊臣秀吉時代の外観と、徳川期の外観を混ぜたつくりになっており、忠実に復元したとはいえないのが惜しいところです。なお、徳川期の大坂城天守は約44mでした。

第2位は約36.1mの名古屋城(愛知県)です。空襲で焼失してしまったため、戦後に再建されたコンクリート造りの天守ですが、写真や図面を元にほぼ焼失前の姿になっています。現存していれば姫路城より大きかったことになります。

第3位は約33mの島原城(長崎県)です。明治時代に建物などが解体されましたが、昭和に天守が再建されました。古写真が残っておらず、古図などを参考に再建したため、どこまで忠実に再現された天守なのかは不明です。

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