【豆知識】お城の造られた時代を見分ける方法

【豆知識】お城の造られた時代を見分ける方法

お城が造られた年代を見分ける方法があるのをご存知ですか?実は、石垣の積み方を見れば、ある程度造られた時代を判断することができます。今回は、時代による石垣技術の発展と、その見分け方を解説していきます。

約40年で急速に発展した石垣技術
城を代表する防御設備である石垣。山城などを歩いていて石垣に出くわすと、その場所に城があったことが実感しやすく、テンションが上がりますよね。今回は、この石垣に関するお話です。

石垣のある城を複数訪れたことがある人は思い当たることがあると思いますが、石垣は城によって結構姿が違います。戦国時代の山城でも石積みなどは用いられていましたが、防衛上重要な場所を部分的に補強しただけであることが多く、本格的に使用されてはいませんでした。

石垣が城全体にめぐらされるようになったのは、近世城郭のはじまりとされる安土城(滋賀県)が最初。その後、元和の「一国一城令」が出される1615年までの約40年間、石垣普請の技術は日進月歩で発展していきました。では、時代ごとの石垣普請技術と積み方の違いを説明していきましょう。

石垣の加工法は「野面積(のづらづみ)」、「打込接(うちこみはぎ)」、「切込接(きりこみはぎ)」の3種類に分けられます。石垣が登場しはじめた頃に使われていた技法が「野面積」。ほとんど加工されていない自然石を積み上げていきます。

自然石は形が様々な上に風化で角が丸まっていることが多いため、野面積では必然的に石同士の間に隙間が生じます。詳細は後の回で解説しますが、石垣は裏側がしっかりと組まれていれば表面が隙間だらけでも崩れません。しかし、表面が隙間だらけだと見栄えが悪いですよね。

さらに、隙間を残してしまうと敵が侵入する際に足がかりにされてしまう可能性もあるため、野面積の石垣では石の隙間に「間詰石」と呼ばれる小石を詰めるのが一般的です。織豊期に築かれた小谷城(滋賀県)、竹田城(兵庫県)などで野面積の石垣を見ることができます。


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