駅長犬と “福”駅長猫2匹 きまぐれなおもてなしで乗客を笑顔に

並んで乗客を待つトラ(左)、カンナ(中央)、マロン

 愛媛県伊予市のJR伊予上灘駅に副駅長ならぬ「福駅長」がいる。トラ猫のトラ(雌、4歳)と白地のサビ猫カンナ(雌、2歳)。チワワの駅長マロン(雌、10カ月)とともに、愛らしさと気まぐれなおもてなしで訪れる乗客を魅了する。

 3匹の業務は観光列車「伊予灘ものがたり」の出迎え。近所に住む飼い主、北山博正さん(69)手作りの制帽をかぶり、ミニ駅舎に3匹で並んでいると、ホームに降りた乗客たちが一目散に集まってくる。

 気ままなトラとカンナはのびのびと寝そべって、乗客に流し目で答える。カワイイと言って構い過ぎると、時にご機嫌斜めに。その分、甘えん坊のマロンが記念撮影に応じてくれる。

記念撮影する乗客たち

 福駅長2匹はもともと野良猫。トラは2015年秋、北山さん宅の近くに住み着いた親猫が突然連れてきた。いつの間にか親猫が見当たらなくなったため、北山さんが保護し、飼い猫になった。カンナは17年、「保護したので飼ってもらえないか」と知人に相談され、トラの遊び相手になればと引き取った。今年、新たに飼い始めたマロンが加わり、犬猫の種別を超えて仲良く暮らす。

 伊予灘ものがたりの運行当初から、北山さん夫婦は乗客の出迎え、見送りに参加する。夫婦に連れられ、駅にやってくるうち、3匹は人気者に。今年7月、JR四国から正式に駅長と福駅長に任命された。みんなを笑顔にするから、「福」の字があてられた。

 伊予上灘駅周辺は、高齢化が進み、若い人の姿が少ない。「観光客との触れあいが地域の人たちに元気をくれている」と北山さん。毎月の出勤日数は20日前後。人気者ゆえ多忙だが、マイペースに業務をこなしている。ボーナスは大好きなごはんだ。

 3匹と触れ合えるのは、「伊予灘ものがたり」が伊予上灘駅に停車しているわずかな時間。働き方改革が叫ばれる昨今、「体調によっては『有休』もとります。許してね」。
(足立菜摘)


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